国会もいずれ萎れた曼球沙華 義捐金トイレにおいてく変な国 さやか

秋の雲綿菓子みたいに笑ってる かずえ

秋が来てふとらば肥れ芋の味 まゆみ

大臣も元が付いたらただの人 かずえ

稲刈りの後から迷う赤とんぼ かずえ

春を待つ大雪溶けぬもどかしさ 波に乗り段々年が若くなる タキオンがあるかも知れぬ アインシュタインもう古い かずえ

野田さんも脱原発の出来ぬ人 考えるふりして延ばす悪い癖 彼岸花少し早い寒山寺 めぐみ

マントルに押し付けられて皺だらけ 日本列島歳をとってる あけみ

台風に向かう元気もない私 逃げるが勝ちとアメリカへ かずえ

原発の地元潤い隣泣く 原発はエビで鯛釣る類かな 寒山寺鐘を衝くのは誰かしら 吉男

変わり映えしない役者のしたり顔 ああ厭だこれが二本の動脈か 旅支度やって貰ってくたびれた 吉男

年寄りの痛みを知らずケアをする ヘルパーさんは今日も朗らか 処女の身で男をケアする心境は こんなものかと誤解するかも 処女は今皆無に近いと思うけど 私の偏見ですかねえ かずえ

大正の二十歳は哀れ感無量 六十年着るちゃんちゃんこは赤字なり

大臣が本当言えば首になる 野党メジヤは大喜び

生涯を議員で暮らす木偶の坊 死んでしまえば毒にもならぬ

清流に河鹿の見えぬ散歩かな かずえ 閻魔さん孫の来るまで待ってくれ さやか 宇宙人人の心を逆なでし

ドジョウとは誰が付けたか柳川か 野田さんは河豚に似てると思います かずえ

昔なら信心足りぬと祈祷する 熊野の辺り怨霊の地

赤と黒トンボの多い吉凶は 今年は凶ばかりなりとんぼ増え かずえ

台風は汚れた日本を洗浄し 台風のよけて通るは因幡の国 かずえ

朝顔の蔓をしまいて赤蜻蛉 かずえ 赤とんぼ地蔵の頭で一休み さやか

台風を土壌は泥田に上手く逃げ

年金は国民皆を公務員

国民は追い詰められてもなぜ立たぬ 戦うよりもあの世に旅行 海外に逃げて設ける大企業 かずえ